東京ルミナスピラー

ガンガンとトンファーを打ち付ける音が響く。


それが、ランスの先端から黒井の身体へと向かって。


「その程度の技で俺が殺れると思うのかバカめ!」


攻撃を仕掛ける俺に、黒井の左の拳が迫る!


「ここだっ! 狂い咲け! 紅龍狂咲閃っ!」


その拳に飛び乗り、蹴って黒井の後方に移動すると同時に肩に一撃を入れる。


そして空中を蹴って再び黒井に迫る。


一度や二度の連続攻撃ではない。


黒井が死ぬまで終わらない、狂い咲く紅龍の舞いだ!


同じ動きを繰り返せば繰り返すほど速度が上がるスキル。


限界まで速度を上げれば、黒井と言えどもついて来られないはずだ!


だけどその攻撃の中に飛び込んだ人影が。


「読めたぜお前の攻撃! お前は俺に合わせろ! 俺はお前に合わせる!」


宗司がこの中に飛び込んで、俺と同じような動きで黒井を攻撃し始めたのだ。


無論、加速スキルはないから、速度が上がり続けるわけではないのだが、それでも速度の違う俺と宗司の攻撃に戸惑っている様子で、黒井は防戦一方。


手も足も出せない状況なのに、それでもまだ何かを狙っているかのような目に、俺の背筋に悪寒が走った。