東京ルミナスピラー

「まずは一匹!」


「葵っ!」


その攻撃のあまりの威力に、床に激しく打ち付けられて、危うくスカイツリーから落ちそうになるほどまで吹っ飛ばされた。


ギリギリの所で何とか動きを止め、何とか立ち上がるが……あっさりと折られた日本刀を見て、俺は小さく舌打ちをした。


「まだだ! この程度で俺は終わらない!」


そうだ。


俺にはまだこのトンファーがある。


半分鬼化した黒井に押されながら戦う宗司。


やはり一人だと厳しいのか、ジリジリと後退し始めている。


「五本……六本! 脆い脆い! どれだけ武器を持っていても、玩具じゃ役には立たねぇぞ!」


さらには、俺の日本刀と同じように、武器を次々と破壊されている。


つまり、黒井の鬼としての力が、俺達の武器レベルを大きく上回っているということだ。


「野郎! 簡単にポキポキ折りやがって! 頭来た!」


そう言って黒井に蹴りを放ち、後方にいる俺の隣まで飛び退いた宗司。


手にはハルベルトを持ち、チラリと俺を見る。


「お前、何か必殺技とかないわけ? タケさんの白虎なんとか撃とか、玄武なんとか掌とかみたいなやつ」