東京ルミナスピラー

「恵梨香ちゃんを殺したのがお前だって言うなら……とても許せないねぇ」


トンファーを防いだ黒井の後頭部に、父さんのソードオフショットガンの銃口が突き付けられた。


そして、なんの躊躇いもなくトリガーが引かれた……が、それよりも速く黒井は、仰け反るように頭を銃口に押し付け、銃が頭に押し上げられて空に向かって銃弾が発射されたのだ。


銃を押し付けられれば、普通は身体から離そうとするだろう。


それを黒井は、まるでこれが正攻法と言わんばかりに仰け反って見せたのだ。


虚を衝かれた父さんに、そこから黒井は攻撃を仕掛ける。


一瞬離したランスを、地面に突き刺すようにして取り出して、その反動で父さんの腹部に頭突きを食らわせた。


「うぐっ!」


後方に吹っ飛ばされて、慌てて起き上がるけど、その時にはすでに黒井に警戒されている。


これでは攻撃を直撃させることは不可能に近い。


「やれやれ、とんでもなく強いじゃないの……『ヴァルハラ』でどうやってこんなのを倒したのか教えてくれないか昴」


「さあ……どうでしたっけ、秋本さん」


父さんからの問いに、首を傾げてそう呟いた結城さん。


次の瞬間、黒井目掛けて空から一筋の光が降り注いだ。


俺達が戦っている間に、この一撃を放つ為に飛び上がったのだろう。


親父さんが、黒井目掛けて超超高度から降下したのだ。