東京ルミナスピラー

「貴様はっ!」


三人と戦っている黒井に向かって、一気に距離を詰める。


俺の左手のトンファーが、怒りに震えているように振動しているのがわかる。


母さんが……怒りに震えているのか?


「わかったよ母さん。俺達の手で倒そう。黒井を」


右手の日本刀を離し、トンファーを取り出して黒井に振るう。


それと同時に、結城さんと父さん、親父さんの攻撃が黒井を襲い、回避する為に床にランスを突き刺して頭上へと黒井が逃げる。


そして、ランスの柄を軸に、円を描くように俺達に蹴りを放ったのだ。


直撃を食らった結城さん達は大きく仰け反ったけど、左手のトンファーでガードした俺は微かに衝撃があっただけ。


「はっ! 死してなお、俺に恨みを晴らそうとするか『死神』! 死んだなら大人しく成仏してろ!」


着地と同時にランスを再度取り出して、一気に俺に向かってそれを突き付ける。


ランスの先端に合わせるように、左手のトンファーで外側に弾きながら、身体を回転させて、防御と接近を同時に行う。


裏拳気味に振り抜いた左手のトンファーが、黒井の頭部に迫る。


だが、黒井は再びランスを持ち直して、それで俺の一撃を防いだのだ。