東京ルミナスピラー

「葵、ここは俺達に任せろ。お前はその泣き虫を何とか泣き止ませろ。黒井を倒すのは俺達の仕事だが、あの娘を救う役目はお前達しか出来ないのだからな」


親父さんがそう言って黒井の方へと歩いて行く。


蘭子を救うのは俺達……か。


確かに、蘭子と過ごした日が一番長いのは俺達で、友達として心を通わせた。


「おい宗司! いい加減目を覚ませ!」


「葵……俺、俺! こんなことになるなんて思ってなくて! 俺のせいなのか!? 蘭子がああなったのは、俺のせいなのか!?」


ボロボロと涙を流しながら、俺の腕にすがりつくように尋ねるが、どう答えたらいいんだ。


間違いなく宗司のせいだと思うけど、灯のことで俺に劣等感を持っていた宗司が、沙也香と出会ったことで優越感に浸っていたのだとしたら、俺も間接的には関わっていたりするのかな。


「ああっ! もう! これだから頭で考える男は嫌いなんだよ! 僕みたいに下半身で考えたら悩まなくて済むんだよ! 好きだからセックスする! 可愛いからセックスするの何がいけないわけ!?」


「ご、ごめん美空ちゃん。この問題はそういうことじゃないような気がするんだ……」