チラリと見た宗司は……顔をくしゃくしゃにして涙を流していた。
蘭子を捨てて、沙也香に乗り換えた宗司。
どういう心境の変化だったのか、蘭子には完全に気がなかったのかは俺にはわからないけど、この様子だと多少なりとも蘭子に対する気持ちはあったみたいだな。
その気持ちが、丸々罪悪感と後悔に逆転して宗司を責めているんだ。
蘭子を捨てなければ、こんなことにはならなかったかもしれないんじゃないかって。
俺は宗司じゃないから本当の気持ちはわからない。
だけど、願わくばそう思っていてほしい。
心の奥底で、何かが震えるような音が聞こえた気がする。
右手に日本刀、左手にトンファーを取り出した俺は、黒井に刃を向けた。
「黒井風助。俺はお前を許さない。お前は……存在していてはいけない悪意なんだ。返してもらうぞ、俺の大切な友達を」
睨み付けるように黒井を見据えて、呼吸を整える。
「許さない? お前は何様のつもりだ。俺は貴様らよりも上位の存在なんだぞ! 下等生物に許してもらう筋合いなどないわ!」
「怖いのか? お前が蔑む下等生物に負けるのが。お前は……鬼の力がなければ何も出来ない、ただの弱虫だろうが!」
蘭子を捨てて、沙也香に乗り換えた宗司。
どういう心境の変化だったのか、蘭子には完全に気がなかったのかは俺にはわからないけど、この様子だと多少なりとも蘭子に対する気持ちはあったみたいだな。
その気持ちが、丸々罪悪感と後悔に逆転して宗司を責めているんだ。
蘭子を捨てなければ、こんなことにはならなかったかもしれないんじゃないかって。
俺は宗司じゃないから本当の気持ちはわからない。
だけど、願わくばそう思っていてほしい。
心の奥底で、何かが震えるような音が聞こえた気がする。
右手に日本刀、左手にトンファーを取り出した俺は、黒井に刃を向けた。
「黒井風助。俺はお前を許さない。お前は……存在していてはいけない悪意なんだ。返してもらうぞ、俺の大切な友達を」
睨み付けるように黒井を見据えて、呼吸を整える。
「許さない? お前は何様のつもりだ。俺は貴様らよりも上位の存在なんだぞ! 下等生物に許してもらう筋合いなどないわ!」
「怖いのか? お前が蔑む下等生物に負けるのが。お前は……鬼の力がなければ何も出来ない、ただの弱虫だろうが!」



