東京ルミナスピラー

説得が出来たわけでも、和解したわけでもないけど、とにかくスカイツリーの天辺に行ってから考える。


四人でスカイツリーまで走って、その根元で待っていた結城さんと親父さんの姿を確認した。


「げっ! なんでクソ親父までいるんだよ。この集まりはあれか? 俺の敵大集合ってか?」


「……俺は敵になったつもりはないけど」


恐らくあの日から……灯が死んだ日から、宗司は俺を敵視しているけど、俺はそんなつもりは一切ないんだよな。


「宗司か。いつまで経ってもお前は変わらんな。誰が敵だとか、誰が気に入らないという感情だけで物事を考える。まあそんなことはどうでもいい。行くぞ。お前達を待つだけで時間を食ったからな」


ハルベルトでスカイツリーの上の方を指し示して、俺達もその天辺を見上げた。


「ここはやっぱり美空ちゃんの超能力で登った方が……」


「さっきみたいに迎撃されたいならやるがいい。壁走りが出来ないやつはいないだろう。だったら、駆け上がった方が早い」


親父さんの言う通り、駆け上がる方が早そうではあるけど……600m以上も駆け上がるのか。


「まあ、大したことはないさ。俺も18年前に登ってるからな。だから大丈夫だ」