東京ルミナスピラー

「何なんだよあんたらさ。気配を消しても俺に気付くとか、スキルの意味がねぇよ」


この声……俺は知っている。


頭まで被ったボロに手を掛けて、ゆっくりと脱ぎ始める。


いや、でもそんなはずがない。


俺と同等、いや、もしかしたら俺より強いかもしれないこいつが、こんな短期間で復活するはずがないんだ。


だって、死んでからまだ、24時間も経っていないんだぞ?


「おいおい、何そんな不思議そうな顔してんだよ。俺は幽霊じゃねぇぞ? なあ、葵」


「いや、でも……復活には早すぎるぞ宗司」


目の前にいたのは、間違いなく宗司だった。


昨日の朝に、タケさんと三人で戦って死んだはずの宗司。


最低でも後二日か三日くらいは復活しないはずが、どうして。


「『ファストリボーン』ってスキルだよ。武器が多いと、思いもよらないスキルが身に付くよな。どうやら俺は、死んだ日が終われば復活するらしい」


戦闘に直接役に立つわけではないけど、相当便利なスキルを持ってるんだな、宗司は。


いや、それよりも今は、どうして宗司がここにいるのかということを知るのが先決だ。


蘭子を裏切り、沙也香とかいう灯に似た人に乗り換えたのに、どうしてこんな所にいるのか。