だけど、そんな父さんの心配などまるで関係ないと言わんばかりに美空ちゃんは笑って見せて。
「黒井さん? 関係ない関係ない。だって僕、黒井さんとは友達じゃないもん。友達と他人だったら、そりゃあ友達が大事だからね」
「……こうもハッキリと言われると、俺も何も言えないね。わかった美空ちゃん。でも死にそうになったら逃げろよ? 友達を失って、悲しむ葵を見たくはないからな」
「もちろん。無駄死になんてしたくないからね。いつでも逃げる準備は出来てるよ」
なんだろう。
この二人、適当なマインドが似てる気がするな。
似てるから、この短いやり取りで分かり合えたみたいにすんなりと話が出来ているように感じるよ。
「さて、美空ちゃんはわかったとして……お前はどうする? まだ隠れてるつもりか?」
そんな中で、父さんが俺の背後の暗闇に向かってそう問い掛けた。
すると……「チッ」と舌打ちをして、暗闇からマントのようなボロを被った人物が現れたのだ。
腕の色は赤。
西軍の誰かだと思うけど……俺達に付いて来られるくらい強いやつってことだよな?
そう考えると、浜瀬さんや杉村辺りか?
いや、その二人とは身長も体型も違う。
「黒井さん? 関係ない関係ない。だって僕、黒井さんとは友達じゃないもん。友達と他人だったら、そりゃあ友達が大事だからね」
「……こうもハッキリと言われると、俺も何も言えないね。わかった美空ちゃん。でも死にそうになったら逃げろよ? 友達を失って、悲しむ葵を見たくはないからな」
「もちろん。無駄死になんてしたくないからね。いつでも逃げる準備は出来てるよ」
なんだろう。
この二人、適当なマインドが似てる気がするな。
似てるから、この短いやり取りで分かり合えたみたいにすんなりと話が出来ているように感じるよ。
「さて、美空ちゃんはわかったとして……お前はどうする? まだ隠れてるつもりか?」
そんな中で、父さんが俺の背後の暗闇に向かってそう問い掛けた。
すると……「チッ」と舌打ちをして、暗闇からマントのようなボロを被った人物が現れたのだ。
腕の色は赤。
西軍の誰かだと思うけど……俺達に付いて来られるくらい強いやつってことだよな?
そう考えると、浜瀬さんや杉村辺りか?
いや、その二人とは身長も体型も違う。



