東京ルミナスピラー

間一髪、その謎の攻撃がトラックを直撃する前に美空ちゃんを抱えて飛び降りたから、深刻なダメージはなかった。


「くっ! スカイツリーの下で合流しよう! 地図を見て南側に集合だ! 皆死ぬなよ!」


トラックから飛び降りると同時に結城さんがそう言い、そして真っ二つに両断されたトラックは俺達の間で爆発したのだ。


こちら側に飛んだのは父さんだけ。


「今のはなんだ!? 黒井の攻撃だって言うのか!? あんな遠くから化け物かよ!」


東軍の街をも焼き、さらに空中にいた俺達をも殺そうとした。


西軍に侵攻してきた第一波に、もしも黒井が加わっていたらどうなっていたか。


それを考えるだけで身震いしてしまう。


美空ちゃんを抱えて地面に着地し、PBSを開いて現在地を確認する。


スカイツリーは目の前に見えているから迷いはしないけど、距離は500mってところか。


「え、えへへ。何も言わなくても僕を助けてくれるなんて、さすが友達。良いもんだね、こういう関係ってさ」


「あ、改めて言うことでもないだろ。やめろよ恥ずかしい」


嬉しそうに美空ちゃんが笑顔を向けるもんだから、俺は思わず照れてしまった。