東京ルミナスピラー

「俺が……俺がやります。舞美さんは、俺がこの街に来て最初に出会った人なんです。あの人がいたから今の俺がいる。俺が……舞美さんを倒します」


日本刀を握り締め、舞桜を制止して前に出る。


「……見届けてやる。お前の覚悟と決断をよ」


多くは語らず、ただそれだけを言って拓真は俺の決意を尊重してくれた。


崩れた線路の端まで行くと、地面に押し潰されそうな状態で、舞美さんが空を見上げて俺を睨んでいる。


「北条葵! 葵葵葵葵葵葵葵葵葵葵葵! お前がこの街に来なければ! お前と宗司が来なければ、私は面白おかしく暮らせたんだ! 全部!お前達のせいだ!」


「そうやって人のせいにして! 俺達がこの街に来たばかりの舞美さんは優しかったのに、どうしてそんなになってしまったんだ!」


日本刀を構え、舞美さんの身体に向かって飛び降りた。


怪物が何とか起き上がろうと足掻くが、手を伸ばすのが精一杯と言った様子。


「うるさいうるさい! 楽しく生きたいと願って何が悪い! より強い者に付いて何が悪い! 人を恨んで、憎んで何が悪いんだ!」


「そんなだからあんたは! 自分が望みもしないそんな姿に変えられてしまったんだろ!」


ルークの頭に接近し、俺は舞美さんの身体が繋がっている場所に日本刀を振り下ろした。


確かな手応えと共に、舞美さんの身体はルークの頭部から切除されたのがわかった。