東京ルミナスピラー

自分で言っておいてなんだけど、不思議でたまらない。


「はぁ? お前こそ何言ってんだよ。それが間違ってたとしても、直感だとしても、俺達には打つ手がねぇんだ。だったらおばさんの井戸端会議程度の信憑性でも信じるしかねぇだろ。答えがわかってるわけじゃねぇんだ。手当り次第やるのは当たり前だろ」


その言葉は、今の俺にはとてもありがたいものだった。


どこからその情報を得たのかとか、説明をしなくても済むから。


そして、拓真の言葉が届いた舞桜が、重装甲の身体を駆け上り、舞美さんの上半身を下から上に振り上げる斬撃で真っ二つにしたのだ。


空中に舞いながら攻撃を放った舞桜。


苦戦はしたけど、これでこの化け物……舞美さんを倒したんだ。







と、思ったけど。


立て膝の女性の身体は次の矢を取り出し、俺達に向けて弓を引いたのだ。


さらに、ルークの身体は腕を伸ばし、宙を舞う舞桜を掴んだ。


「そんな攻撃で私が死ぬもんか! 殺して殺して殺し尽くすまで! 私は死なない! 絶対に!」


矢が放たれて、回避することしか出来ない俺達は、何が何だかわからないまま空を見上げる事しか出来なかった。