だけどこの姿は津堂が意図したものなのか、それとも偶然が重なってこうなったのかはわからないけど、男に対しては効果的かもしれない。
巨大な女性が全裸で四つん這いで移動しているとなれば、遠くからでも視認することが出来るしついつい見てしまう。
そこに大きな隙が生まれて、死活問題になりかねないからだ。
「北条葵……葵葵葵……ああああああああぁぁぁっ!」
そんなことを考えていると、頭上からとんでもなく大きな金切り声が降り注ぎ、俺は思わず身をすくめた。
「な、なんだ!?」
その声に驚き、空を見上げてみると……化け物の頭部に上半身が埋め込まれたような姿の舞美さんがいたのだ。
全ての恨みを俺にぶつけるかのような、暗く澱んだ目を俺に向けて。
「ま、舞美さん……」
「憎い憎い憎い憎い! 殺してやる! 皆殺してやる! 私は! ただ生きたかっただけなのに! こんな姿になりたいなんて言ってないぃぃぃぃっ!」
舞美さんが裏切り者だということは、聞いていたから知っていた。
津堂に良いように利用され、情報も身体も奪われて、最後には使い捨てにされてしまう。
人を人とも思っていない津堂にすがっても、こうなることはわかっていただろうに。
巨大な女性が全裸で四つん這いで移動しているとなれば、遠くからでも視認することが出来るしついつい見てしまう。
そこに大きな隙が生まれて、死活問題になりかねないからだ。
「北条葵……葵葵葵……ああああああああぁぁぁっ!」
そんなことを考えていると、頭上からとんでもなく大きな金切り声が降り注ぎ、俺は思わず身をすくめた。
「な、なんだ!?」
その声に驚き、空を見上げてみると……化け物の頭部に上半身が埋め込まれたような姿の舞美さんがいたのだ。
全ての恨みを俺にぶつけるかのような、暗く澱んだ目を俺に向けて。
「ま、舞美さん……」
「憎い憎い憎い憎い! 殺してやる! 皆殺してやる! 私は! ただ生きたかっただけなのに! こんな姿になりたいなんて言ってないぃぃぃぃっ!」
舞美さんが裏切り者だということは、聞いていたから知っていた。
津堂に良いように利用され、情報も身体も奪われて、最後には使い捨てにされてしまう。
人を人とも思っていない津堂にすがっても、こうなることはわかっていただろうに。



