東京ルミナスピラー

「えっと……一応応援に来たんですけど。俺、いります?」


線路に飛び乗った俺が、夕蘭の少し後ろでそう尋ねると皆驚いた様子で俺の方を見た。


「バ、バカ! 拓真のせいで葵に聞かれたじゃないかっ! エッチ! 変態!」


「俺のせいかよ……それより葵、向こうはいいのかよ? 昴が一人で泣いてんじゃねぇの?」


化け物に攻撃をするのを止め、俺がいる場所まで後退した拓真。


それに続いて舞桜もやって来たけど、なんかまたイメージが変わったな。


「向こうは父さんが来てくれたから大丈夫です」


「……名鳥さんがやっと来たかよ。あのおっさん、本当に心配させるよな」


俺も父さんも、お互いに死ぬ一歩手前までやり合って、母さんの言葉で元に戻ったんだけどね。


どういう経緯だったかなんて今は語る時じゃない。


「向こうは大丈夫そうだけど、こっちはどうするんですか!? 攻撃が全く効かないし、このままだとこいつ一匹で西軍を壊滅させちゃうよ!?」


夕蘭の言う通り、見ていたけど攻撃が全く通らないのは話にならない。


「俺の身長が10倍あれば、足腰立たなくなるまでバックから攻めてやるのによ」


「うわ、最低な発想……男ってそんなことばっかり考えてるの? もっと真面目に考えてよ」


まるで汚物を見るかのような目が、夕蘭から拓真へと向けられた。