これが父さんの本来の姿だってわけか。
家族を守る為に失った力。
「さて、ここからどうする? まだ戦い続ければ良いのか、それとも東軍に乗り込んで黒井を叩くべきか」
この戦いの主な目的は防衛だった。
それは、タケさんと宗司を欠いた状態で攻めに転じられるとは思えなかったから。
大和さんもそこまでは考えられていなかったと思う。
「ちょっと待ってくださいね。大和さんに確認してみます。このまま行けるなら攻め込んでも良いとは思……」
PBSを開いてそこまで言った時だった。
神田川の向こう側。
夕蘭達がいる方から、派手なビルの倒壊音が聞こえたのだ。
爆弾を使った倒壊かとも考えたけれど、明らかにそれとは違う。
巨大なビルが横に吹っ飛んでいるのが見えたから、爆弾なんかじゃない。
「……結城さん、父さん。ここは任せて良いですか。俺、あっちの様子を見て来ます」
「わかった、行ってこい!」
結城さんにそう言われて、俺は小さく頷いて夕蘭達がいる方へと向かった。
鬼達を斬り捨てながら、頭上を超えて線路の方へと近付く。
そこに見えたのは……自分の目を疑うようなおぞましい光景だった。
家族を守る為に失った力。
「さて、ここからどうする? まだ戦い続ければ良いのか、それとも東軍に乗り込んで黒井を叩くべきか」
この戦いの主な目的は防衛だった。
それは、タケさんと宗司を欠いた状態で攻めに転じられるとは思えなかったから。
大和さんもそこまでは考えられていなかったと思う。
「ちょっと待ってくださいね。大和さんに確認してみます。このまま行けるなら攻め込んでも良いとは思……」
PBSを開いてそこまで言った時だった。
神田川の向こう側。
夕蘭達がいる方から、派手なビルの倒壊音が聞こえたのだ。
爆弾を使った倒壊かとも考えたけれど、明らかにそれとは違う。
巨大なビルが横に吹っ飛んでいるのが見えたから、爆弾なんかじゃない。
「……結城さん、父さん。ここは任せて良いですか。俺、あっちの様子を見て来ます」
「わかった、行ってこい!」
結城さんにそう言われて、俺は小さく頷いて夕蘭達がいる方へと向かった。
鬼達を斬り捨てながら、頭上を超えて線路の方へと近付く。
そこに見えたのは……自分の目を疑うようなおぞましい光景だった。



