東京ルミナスピラー

さすがにこの状況で拒否し続けるのも虚しくなって来た。


安藤の言う通り、俺ではここから脱出出来ない。


となると、残された道はセックスか自害か。


死ぬのはダメだ。


東軍が西軍に攻めてきたってのに、ここで死んで復活待ちなんてことにはなりたくたい。


だとしたら方法はひとつしかないんだけど……。


「もう! ここまで来て煮え切らないなぁ!」


そう言って、服を脱ぎ始めた安藤。


普通なら止めるところだけど、この状況では止めることが正しいのか、止めないことが正しいのか全くわからなくて。


いよいよ下着まで脱いだ安藤は俺の前に立ち、両手を広げて口を開いた。


「見て、葵くん。僕、自由に動けるんだよ。僕……筋肉の病気でさ、萎縮するとかなんとかって聞いたけど、あんまり覚えてないんだ」


俺が観念したと感じたのか、堂々と裸を晒してポツリポツリと語り始めた安藤。


「それで入院してたらなんか街がおかしなことになってるし、いよいよダメかな。何も出来ないのに死ぬんだろうなって思ってたら、津堂さんが病気を治してくれてさ。その時思ったんだよね。せっかく生きてるんだから、楽しいことをいっぱいしたいってさ」