東京ルミナスピラー

「待って待って、俺と安藤さんはさっき初めて会ったんだよね? なのになんで……ここはどこなんだよ」


「初めて会った人とはセックスしちゃいけないって決まりでもあるの? 葵くんは可愛いし強いからさ。楽しいことに理由なんていらないよ。あ、もしかして恋人とじゃなきゃセックスしないタイプ?」


「あ、いや……そういうことじゃなくて……ここがどこかってことを……」


何なんだこの人は!


何を聞いても、全部セックスの方に話を持って行くじゃないか!


安藤がどういう考えであれ、もしも俺を結城さんと分断させようとしていたなら成功だよ。


戦場から、こんなわけのわからない部屋に連れてこられたんだからな。


「だーかーら! 僕とセックスしたら帰してあげるって言ってんじゃん! ほら、さっさと僕を押し倒して、何も考えずに必死に腰振ってれば終わるんだから、簡単でしょ?」


「……いきなりこんな部屋に連れて来るなんて、とんでもないスキルだな。さっきも姿が見えなかったし……」


姿を消すスキルがあるとすれば、それは脅威だ。


声は聞こえたけど気配は全く感じなかったし、仮に気配を感じたとしても、さっきのような乱戦時では気付けないかもしれない。