東京ルミナスピラー

「え、えっと! 今話を纏めるのは無理そうなので、起こったことだけを言いますね!」


迫り来る鬼達を倒しながら話を整理出来るほど、俺には余裕はない。


「まず西軍に戻ったら浅草橋駅で一人ぼっちの蘭子がいて、一緒に北軍に行ってですね!」


素手の鬼なら倒すのは容易だけど、厄介なのは武器を持っているやつらだ。


津堂に改造されたやつらなのだろうけど、一人一人が強くて倒すのに手間取る!


「それで北軍に入って吹雪さん達のアジトにいたら、北軍浄化会ってやつらにアジトを爆破されて! で、その北軍浄化会の教祖が俺の学校の先生だったんですね!」


そこまで言って、俺は思い出した。


タケさんや宗司と戦っている時は使う暇すらなかったけど、こういう時にこそ使えるんじゃないか。


右手に日本刀、左手に持てるだけの爆弾を取り出し、それを鬼の群れに向かって投げ付けた。


「今だ、爆破!」


以前は使い方をわかっていなかったけど、衝撃を与える他に、PBSとリンクさせた爆弾は任意のタイミングで爆発させることが出来る。


人間には大したダメージが当たらない爆弾も、北軍浄化会のやつらがやっていたように、これだけ鬼達が密集していたら結構効果があるみたいだ。