「ここがいい。葵、ここで食い止めるぞ」
結城さんが指定したのは、靖国通りと清洲橋通りが重なる交差点。
戦うには申し分のない広さで、敵も多くやって来る場所というわけだ。
いつもの癖で取り出していた日本刀を引っ込め、トンファーを取り出した俺は、爆音、そして敵の音に耳を澄ませた。
今ようやく、左方向から聞こえていた爆音が俺より後ろの方から聞こえるようになった。
これなら少し足止めをするだけで道の封鎖は間に合うかもしれないな。
と、そう考えて真っ直ぐ東軍の方を見た時だった。
遠くの方に見える巨大で不気味な顔。
そこから無数の手足が生え、気味の悪い動きをする化け物が……俺と目が合った瞬間、こちらに向かって走り出したのだ。
「う、うわわわっ!? な、なんだあれ! 気持ち悪っ!」
「津堂の実験体か。やれやれ。ただの侵攻かと思ったけど、どうやら津堂の発表会になりそうだな」
焦る俺とは違い、腰を落として左脇の日本刀の柄に手を掛けた結城さん。
よく見れば、迫る化け物の上に鬼達が乗っていて、移動手段としても用いられているのがわかった。
「さあ、開戦だ。まずそんな無粋な乗り物から降りてもらわないとな。紫電一閃!」
結城さんが指定したのは、靖国通りと清洲橋通りが重なる交差点。
戦うには申し分のない広さで、敵も多くやって来る場所というわけだ。
いつもの癖で取り出していた日本刀を引っ込め、トンファーを取り出した俺は、爆音、そして敵の音に耳を澄ませた。
今ようやく、左方向から聞こえていた爆音が俺より後ろの方から聞こえるようになった。
これなら少し足止めをするだけで道の封鎖は間に合うかもしれないな。
と、そう考えて真っ直ぐ東軍の方を見た時だった。
遠くの方に見える巨大で不気味な顔。
そこから無数の手足が生え、気味の悪い動きをする化け物が……俺と目が合った瞬間、こちらに向かって走り出したのだ。
「う、うわわわっ!? な、なんだあれ! 気持ち悪っ!」
「津堂の実験体か。やれやれ。ただの侵攻かと思ったけど、どうやら津堂の発表会になりそうだな」
焦る俺とは違い、腰を落として左脇の日本刀の柄に手を掛けた結城さん。
よく見れば、迫る化け物の上に鬼達が乗っていて、移動手段としても用いられているのがわかった。
「さあ、開戦だ。まずそんな無粋な乗り物から降りてもらわないとな。紫電一閃!」



