東京ルミナスピラー

「道を塞いだか。ビルを爆破して道を塞ぎ、予め侵攻ルートを絞ろうってことだな?」


「正解や伊良さん! 光の壁から指定したポイントまで、道という道を塞ぐように指示しておいた。浜瀬隊ならしっかり仕事をしてくれる。当然、それさえも乗り越えてくる鬼もおるやろうけどな。取りこぼしは密偵に任せ……たいけど、有能な密偵の二人が性戦中とは堪らんな」


街全体を使った作戦を立てるなんて、俺には思い付かないことだ。


目の前に敵がいれば倒すとしか考えていない俺にとって、大和さんの発想はスケールが大きすぎて感心するしか出来ない。


「あの……もしよろしければ私がお二人に詳しくお伝えしておきますけども?」


伊良の影からひょっこりと顔を出して手を挙げたのは……大塚だった。


「ほう……東軍の大塚紀久かい。東軍の鬼化計画に反発して南軍に亡命したニンジャマスター大塚。ほな密偵部隊は任せたで。あんたがリーダーや」


ビルを爆破して道を塞ぐ。


それでもビルを乗り越えてやって来るやつらは密偵部隊が始末する。


そして侵攻ルートを絞り込んで、迎撃ポイントで戦う。


単純な作戦だけどわかりやすい。


後は俺達がどういう動きをすれば良いかということだけど……。