東京ルミナスピラー

槍や細剣で突いてきたかと思えば、いつの間にか鎌に持ち替えて首を後ろから狙って来たり、身体全体を回転させてハンマーを振り下ろしたかと思えば、その勢いを利用してロングソードに持ち替えて、速度と重さのある連撃を放ったりと、対峙してみてわかる。


宗司は今まで出会ったことのない、変則的な戦い方をする強敵なのだと。


「青龍……」


そんな俺達の横で、タケさんがニヤリと笑ってそう呟いた。


俺にはそれが聞こえたが、宗司は俺を倒すことに夢中で気付いていないのか。


「光燐拳!」


「まずいっ!」


俺達に向けて、超高速の拳が放たれた。


なんてことのない右ストレート。


傍から見たらそう見えるかもしれない。


だけど俺は確かに見た。


その拳から、青い龍が獲物を屠らんと飛び出したのを。


「もらった! 葵!」


「バカ! 避けろっ!」


突き付けられたハルベルトを掴み、強引に引き寄せながら、俺も後方に倒れるように飛び退いた。


それと同時に目の前を巨大な青龍が横切って……壁に大きな穴を開けたのだ。


間一髪俺は回避出来たけど、宗司はどうだ?


すぐに身体を起こし、掃除を見てみると……青龍に食いちぎられたのか、足が二本、綺麗に切断されていた。