タケさんだけが相手なら、日本刀よりもトンファーの方がいいと思ったけど、宗司とも戦うなら日本刀があった方が良い。
「『拳帝』篠田武久に、『百器丸』の俺。で? お前は……『紅い閃光』だったっけ? チラッと聞いた時笑っちまったぜ。お前にそんな大層な呼び名があるなんてよ」
二つ名なんて他人が勝手に決めたもので、なんと呼ばれようとどうでも呼ばれようとどうでも良いけど。
もしも、俺が自分で付けるとしたら……。
「俺は北条葵。北条恵梨香の息子。『死神』だ」
シンと静まり返ったホールに、俺の声が響いた。
と同時に、タケさんと宗司がなぜか身震いをして。
「悪くねぇ。良い気迫だぜ葵! いよいよ面白くなって来たじゃねぇかよ!」
さっきまでとは違い、笑みを浮かべて構えたタケさん。
「よっしゃ! 俺も負けてらんねぇな! 沙也香、お前は大和さん達の近くにいな。巻き込まれると危ねぇからよ」
「うん。負けないでね宗司」
優しく沙也香の背中に触れて、大和さんの方に移動させた宗司。
その沙也香に向けられる優しさが痛い。
こちらに背中を向けて倒れている蘭子の身体が、微かに震えているのを俺は見逃さなかった。
「二人がいるなら聞かせてもらう。なぜ西軍の人間を巻き込んで戦争なんかしているのかを!」
「『拳帝』篠田武久に、『百器丸』の俺。で? お前は……『紅い閃光』だったっけ? チラッと聞いた時笑っちまったぜ。お前にそんな大層な呼び名があるなんてよ」
二つ名なんて他人が勝手に決めたもので、なんと呼ばれようとどうでも呼ばれようとどうでも良いけど。
もしも、俺が自分で付けるとしたら……。
「俺は北条葵。北条恵梨香の息子。『死神』だ」
シンと静まり返ったホールに、俺の声が響いた。
と同時に、タケさんと宗司がなぜか身震いをして。
「悪くねぇ。良い気迫だぜ葵! いよいよ面白くなって来たじゃねぇかよ!」
さっきまでとは違い、笑みを浮かべて構えたタケさん。
「よっしゃ! 俺も負けてらんねぇな! 沙也香、お前は大和さん達の近くにいな。巻き込まれると危ねぇからよ」
「うん。負けないでね宗司」
優しく沙也香の背中に触れて、大和さんの方に移動させた宗司。
その沙也香に向けられる優しさが痛い。
こちらに背中を向けて倒れている蘭子の身体が、微かに震えているのを俺は見逃さなかった。
「二人がいるなら聞かせてもらう。なぜ西軍の人間を巻き込んで戦争なんかしているのかを!」



