そう言って蘭子を夕蘭の方に投げ付けた。
ゴロゴロと床を転がり、力なく横たわる蘭子を見て……俺は深呼吸した。
「夕蘭ちゃん落ち着け! 気を失っとるだけや! それより蘭子ちゃんと言えばつよさランキング上位やろ。それでもここまで一方的にやられるもんか……」
「あいつは鬼畜なんだよ! 前からわかってたけどさ!」
蘭子があっという間に倒されてしまった。
それに関しては、そういう可能性を考えていなかったわけじゃないし、有り得るだろう。
タケさんの言いたいこともわかる。
まさか今まで俺と戦った人達は、俺が高校生だからって勝ちを譲ってくれたわけじゃないだろうし。
ただ……勝手なことを言わせてもらうと、ここまで仲間を痛め付けられて、怒らないはずがない。
タケさんであろうとそれは変わらない。
「やっと……エンジンが温まったって感じか? 褒めてやるよ、仲間をボロボロにされても感情に任せて攻撃してこなかったことだけはよ」
「……行きますよタケさん」
さらに呼吸をひとつ。
吐くと同時に、膝から崩れ落ちるように体勢を低くして、地面を這うようにタケさんに接近した。
ゴロゴロと床を転がり、力なく横たわる蘭子を見て……俺は深呼吸した。
「夕蘭ちゃん落ち着け! 気を失っとるだけや! それより蘭子ちゃんと言えばつよさランキング上位やろ。それでもここまで一方的にやられるもんか……」
「あいつは鬼畜なんだよ! 前からわかってたけどさ!」
蘭子があっという間に倒されてしまった。
それに関しては、そういう可能性を考えていなかったわけじゃないし、有り得るだろう。
タケさんの言いたいこともわかる。
まさか今まで俺と戦った人達は、俺が高校生だからって勝ちを譲ってくれたわけじゃないだろうし。
ただ……勝手なことを言わせてもらうと、ここまで仲間を痛め付けられて、怒らないはずがない。
タケさんであろうとそれは変わらない。
「やっと……エンジンが温まったって感じか? 褒めてやるよ、仲間をボロボロにされても感情に任せて攻撃してこなかったことだけはよ」
「……行きますよタケさん」
さらに呼吸をひとつ。
吐くと同時に、膝から崩れ落ちるように体勢を低くして、地面を這うようにタケさんに接近した。



