東京ルミナスピラー

トンファーを蹴られ、その衝撃で身体がステージの方へと押しやられる。


「お嬢ちゃんこんにちは」


「タケさん! こんにちは!」


蘭子の前で床に足をつき、強く一歩踏み込んで、強烈な上から振り下ろすパンチ。


しかしそこは百戦錬磨の蘭子。


床をランスで突き、後方に逃れると、すかさずランスの先端をタケさんに合わせて突き付けた。


が、その先端を左手で掴み、ステージ側に引っ張ると同時にタケさんは身体を回転させた。


その勢いのまま、右手の裏拳を蘭子に叩き付ける。


「ナイトガード!」


しかしその流れるような攻撃でさえ、蘭子には届かなかった。


ビルの倒壊すらも完全に防いだ蘭子のナイトガードによって、拳が阻まれたのだ。


「ハッ! 末恐ろしいガキだぜ!」


「タケさんも末恐ろしいおじさんだぞ!」


「俺は老後は大人しくしようって決めてんだよ! これ以上恐ろしくなってたまるかよ!」


ランスを掴んだままの左手。


それを強引に振って、蘭子ごとランスをステージに放り投げたタケさん。


俺が体勢を整える僅かな時間でこの攻防。


初めてタケさんと戦った時の俺に見せてやりたいよ。


この戦いの中で、俺は生きてるんだってさ。