東京ルミナスピラー

なんと言うか……こういう考え方は、実に大和さんらしいんだよな。


大和さんが手を貸した勢力が、集団戦においては圧倒的に有利になるだろうに、今言ったように仲間内での戦いには興味がないんだ。


「ほんで? 葵くんは篠田さんのとこに行くつもりか? 篠田さんに味方するつもりなんやな?」


「……わかりません。まずは話を聞かないと。どうして二人が戦っているかもわからないし、どっちが正しいのかもわかりませんから」


「葵くん……なんや、変わったな。上手くは言えんけど、ワシと戦ってても感じたで」


凄くふんわりした感じで言われてるけど、それじゃあ何がどう変わったのかわからない。


大和さんは相変わらずで、一本筋の通った立派な大人って感じがするけど、だからこそこの内戦にも自分の意思を曲げずにどちらにもつかずにいるのだろう。


「まあええわ。篠田さんのとこに行くなら、話しながら行こか。少年少女には言うておかなあかんこともあるしな」


そう言って立ち上がると、大和さんはビルが倒壊した中央通りを避けるように路地へと入って行った。


それにしても、大和さんの戦い方は恐ろしかったな。


武器での真っ向勝負ばかりだったから、ああいう特殊な戦い方をされると戸惑ってしまうよ。