東京ルミナスピラー

そして、次々と起こる爆発の中で、大和さんが血塗れになりながら俺に手をかざした。


「はは……あかん。ギブアップや。やっぱり葵少年には敵わんわ」


その言葉を聞いて、俺はトンファーを構えたまま攻撃の手を止めた。


相手は大和さんだ。


卑怯な手を使わないとわかってはいるけど、これも勝つための演技だという可能性もある。


「大和さん、聞かせてください。どうして俺と戦ったのか。こう言っちゃなんですけど、大和さんじゃ俺に勝てないことくらいわかってますよね?」


「ああ、わかっとる。わかっとるけど、とりあえず回復させてくれや。話はそれからや。葵くんに散々やられたからのう。ワシももうボロボロや」


PBSを開いて回復をした大和さん。


どうやら本当にこれ以上やり合う気はないようで、それさえわかれば俺だって安心して武器を下げられる。


「葵くんは、この西軍が今、篠田さんと宗司くんの戦いで割れとるのは知っとるな?」


「はい。俺はどうして仲間同士で戦ってるのか、その理由を知りたくて戻って来ました」


倒れたビルの廊下を歩き、突き当たりまでやって来ると、大和さんがその壁を叩いて俺を見た。