東京ルミナスピラー

「ぐうううっ! 閃光弾だと!?」


俺がそう言った直後、大和さんが投げたナイフが俺の左肩に突き刺さった。


ナイフの軌道が爆発で変化するのを、大和さんは読み切っているとでも言うのか!?


投げた爆弾の中には囮もあるだろうけど、俺にはどの爆弾が軌道を変化させる物かわからない。


いや、それだけなら超反応で回避出来るだろうけど、閃光弾で視覚を奪われたらそれも難しい。


「目が痛い! なんだこれ!」


「閃光弾!? なんて使い方……上手すぎる!」


蘭子も夕蘭もまともに見てしまったのだろう。


これまで戦闘で、爆弾や閃光弾を使っているやつを見なかったから、余計に心構えが出来ていなかったのかもしれない。


致命傷を与えられない道具を使うなんて。


大雑把な使い方だったのに、大和さんは全て計算ずくで来るからやりにくい!


「目が元に戻るには時間がかかる。爆音で耳もあんまり聞こえんのちゃうか? この間に……悪いな葵少年。ワシはお前を殺さにゃならん。ここでやられる程度のやつなら尚更な」


いつの間にか、肩に刺さるナイフの感覚がなくなっている。


きっと、大和さんの手の中に戻ったのだろう。


何も見えない、聞こえにくい状態で、大和さんが俺を殺そうとしている。