東京ルミナスピラー

つまり、ここで俺を止めるというのは本心なわけか。


俺は大和さんがどっちに付いているのはわからない。


タケさんに付いている可能性が圧倒的に高いけれど、それを明かさないのはある意味大和さんらしいか。


「あ、葵。どうするのこれ。大和さんと戦うつもりじゃないよね?」


夕蘭も蘭子も、どうすれば良いかわからない様子で俺の顔を見ている。


二人は「戦わない」という選択を期待していたかもしれないけど、俺は違った。


「じゃあすみません大和さん。どうしても俺達を行かせないと言うなら、あなたを倒して行かせてもらいます」


進化したばかりのトンファーを両手に持ち、キャップのつばの下から大和さんを睨み付けた。


「ほう? 日本刀やのうて、トンファーで来るか。ニュー葵を見せてくれるっちゅうわけやな?」


そう言ってナイフを取り出した大和さん。


集団戦にはめっぽう強い大和さんだけど、大和さん自身が戦っている姿は殆ど見たことがない。


「蘭子、夕蘭、全力でかかれ。相手は大和さんだからな。どんな手を隠してるかわからないぞ」


「おいおい葵くん。ワシ一人に三人がかりで来るか!? こりゃあ随分と買いかぶられたもんやのう。ワシとしては舐められてるくらいが丁度ええんやけどな」