東京ルミナスピラー

「煌我っ! お前はっ!」


目の前で何が起こったのか、俺にはわからない。


ただ、是松の身体に穴が空いて、それをしたのが煌我だと言うことだけしか。


日本刀を構えて駆け寄った俺に対して、少し怒ったような表情になる煌我。


「煌我『さん』な。俺より年下だろお前」


そう言って、俺が振った日本刀を、難なくメリケンサックを装着した拳で弾いたのだ。


何度も攻撃を仕掛けても、煌我は涼しい顔でそれを防御する。


が、攻撃は俺だけではなかった。


鋭い薄刃の戦輪が煌我に襲い掛かる。


「おっと、危ない危ない。流石に少し遊びすぎたか」


吹雪さんのチャクラムを、後方に飛び退くことで回避して。


着地地点に投げ付けられた夕蘭の戦斧でさえも、身を低くして余裕の回避を見せた。


こういう時に一番頼りになるのは蘭子だけど……どうやら全裸の煌我に恥ずかしがって、身動きが取れないでいるようだ。


「良いことを教えようか。津堂は肉体とPBSの両方の実験をしていたんだ。肉体を弄れば、鬼の細胞と適合したやつだけが超人的な力を持つことが出来る。でも、発現するまでにそれぞれ時間がバラバラだし、発現する確率も3%と、最初の消費税並みなんだよね」