東京ルミナスピラー

制御出来ない四本の腕が拓真を襲っている間にと、日本刀を握って是松に向かって駆け出した。


そして飛び上がり、拓真に振り下ろされたハンマーを持つ腕に刃を滑らせる。


かなり硬く、凄まじい抵抗があったが、横一文字に日本刀を振って腕を切断した。


着地と同時に振り返ると、切断された腕が床に落ちたが……俺は自分の目を疑った。


切断したはずの腕。


その断面から、肉が再生するように盛り上がって、即座に新しい腕が現れたのだ。


「う、嘘だろ……なんだよこれ」


「ぎゃあああああっ! テメェ! クソガキが! 調子に乗ってんじゃねぇぞ!」


腕を切断されて、敵意と殺意が俺に向けられる。


と同時に、裏拳のように振られた二本の腕で、ハンマーと鎌の同時攻撃。


一瞬呆気に取られた俺は、慌てて日本刀でそれを受け止めたけれど、凄まじいパワーに押し負けて壁際まで吹っ飛ばされてしまった。


受け身を取る間もなく、壁に叩き付けられて床に落ちる。


「げほっ! 俺に対しては……随分乱暴じゃないかよ」


拓真に向けられる言葉と、俺に向けられる言葉でもかなりの差を感じる。


是松はそれほど俺が憎いのか。


いや、違うな。


拓真のことが好きで好きでたまらないんだろうな。