東京ルミナスピラー

「随分風通しが良くなったじゃねぇか! 文字通り、風を起こすのは任せたぜ夕蘭ちゃん!」


向かって左側には蘭子と夕蘭、右側に吹雪さんと杉村が壁を破壊して現れた。


杉村の言葉と共に、夕蘭が斧を団扇代わりに、風を室内へと送り込むと、突風のような勢いの風が俺の身体を撫でた。


既に催眠状態の信徒達は、この状況でも性行為を続けている。


「ダメか……催眠が解けないんじゃ、心を折るなんて……」


目の前の淫靡な光景を目の当たりにし、信徒達が見ていないなら、教祖を倒しても意味がないとでも思ったのだろう。


でも、俺はこれでいい。


この方が、是松と話をするのに邪魔が入らないから。


「夕蘭! ずっと扇ぎ続けてくれ! 吹雪さんと杉村さんは催眠に掛からないように位置取りをお願いします!」


俺が言うまでもなく、二人はガラスの後ろに移動して、中の様子を窺っている。


「考えたもんだね。だけど何をしたところで、たとえ私を殺したところで北軍浄化会は蘇る。私は……北軍浄化会の教祖、彩子だ! 邪魔をするなら殺してやる! 北条葵!」


「1年G組、北条葵。是松先生と語りたいと思います」