「千柳にも言ったよな?同居しても、 俺の心美に、 絶対に絶対に触れんなって!」 「言われたけど。 綺月に従う理由なんてないよね?」 「だから心美は、俺の彼女で……」 「それなら綺月より俺の方が、 心美ちゃんに触れる権利があるよ」 「はぁ?」 「だって今。俺は、 心美ちゃんの親代わりみたいなものだから」 にんまり笑顔で、 私の頭をペタペタ触る千柳さん。 やめてよぉ。 これ以上、綺月君の怒りの炎に、 油を注がないでよぉ。