そう思って、うつむいていると
大きな手が、私の頭に触れ
ひゃ!!
反射的に、体を逸らした私。
「一応、俺からのご褒美なんだけど」
ご褒美って……
頭、ポンポンが?
「何の……ご褒美?」
「俺を、受け入れてくれたこと」
ひぃえぇぇぇ……
このタイミングで、
恥ずかしそうに微笑むの、やめて。
高1から1年以上も同じクラスで。
目さえ合わせてもらえなかった綺月君に、
微笑まれたら
ゾクゾクって私のハートが、
ざわつき出しちゃうから。
とりあえず落ち着こう。
深呼吸。深呼吸。
吸って、吸って。
思いっきり吸って。
ひょぇ!!
吐き方が、
わからなくなっちゃった……



