「でも……遊園地の前の日……
一晩……明日華さんと……」
「勘違いすんな。
泊まったのは、千柳のとこ」
明日華さんとお泊りじゃ……
「途中まで作った曲が、
千柳のイメージとあまりに違いすぎて。
もっとゾクゾクするラブソング作れって、
説教食らってた」
そうだったんだ。
「勝手に勘違いして、ごめんなさい」
「心美は、何も悪くないから
謝らなきゃいけないのは、俺の方」
え?
「俺、天音とオマエの関係に嫉妬してた」
「天音君は、ただの幼馴染だよ」
「好きな女が、男の家に泊りに行くとか。
平気でいられるわけないじゃん」
ひょえ??
き……き……き……綺月君??
赤くなった顔を、恥ずかしそうに
手の甲で隠しているけれど。
私なんかのことが好きって、本当なの?



