「千柳のスピリチュアル的な直感、
なぜかよく当たるんだよな」
腕組みで頷く氷牙さんに、
満足そうに微笑む千柳さんが続く。
「でしょ?
綺月がアイドルやめたいって言った時、
引き留めなかったのも俺の直感」
「千柳、なんだよそれ」と、
綺月君はあきれ顔。
「綺月が心美ちゃんに、
ネックレスをかけてあげたのを見て思ったの。
この子なら、綺月の魅力を
最大限に引き出せるだろうなって」
千柳さんが言ってくれたのと
同じようなこと、
蓮見さんにも言われたよ。
でも……
魅力がゼロの私に、
綺月君を輝かせる魔法なんて
かけられないよ。
キラキラを吸い取って。
運気を下げる疫病神だもん。



