ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




 まだ、この状況が信じられなくて

 リビングに走り、お母さんを探す。


「誰もいねぇよ。
 父さんたち、夕飯買いに行ったから」


 お母さん、早く帰ってきてよぉ。


 綺月君と、このお家に二人だけなんて

 どう接していいかわからないんだから。




「わ……わ……私……
 宿題やらなきゃ……」


 とりあえず、綺月君の前から逃げよう。

 タタタって階段を駆け上がって。

 自分の部屋に。


 これ以上ない策を思いついたのに……



「俺、立花に
 聞きたいことがあるんだけど」


 綺月君の真剣な声が、私の足を止めた。