ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




「これなら、氷牙の運転
 怖くねぇだろ?」



 窓の外を眺める綺月君は、
 なぜか耳まで真っ赤で。


 私までつられて、
 顔中の温度が上昇してしまう。




「綺月君……あの……」


 その手……
 離して欲してください……


 心臓がうるさいくらいに駆け出して、
 鎮められなくなっちゃうから。




 それなのに。


 私の指の間に、
 綺月君の指が侵入してきて。

 いつの間にか、恋人繋ぎ状態。





 ひゃっ! ひゃっ!
 本当に、やめてください。


 前の席に、氷牙さんがいるんだよ。

 そう思ったら、
 隠れていけないことをしているようで。

 余計にドキドキが
 加速していっちゃうから。




「綺月君……手……」


「離してやんねぇから」


 な……なんで?


「心美の頭の中、
 俺でいっぱいにしたいし」



 それって……
 どういう意味??



 嫌いなんだよね? 私のこと。


 その気にさせてボロボロにふる罰ゲーム、
 まだ続行中なの?