「お前らを捨てねぇよ。
氷牙たちとの転覆人生、
ゾクゾクさせてもらえそうだし」
綺月君は氷牙さんに、フッて鼻で笑った。
つられたように、
氷牙さんの表情も緩みだす。
「綺月は、千柳に
船の操縦を任せる気かよ?」
「そんな自殺行為、さすがの俺もしねぇよ」
「綺月の暴走も、俺らの地雷だけど」
「氷牙だって、
爆弾抱えて走り回ってるじゃん。
そのうち、落として自滅すんじゃね?」
「その時は、おまえら道連れだからな」
「千柳は残して、
俺だけ、ヒョイッと逃げるし」
「ムリムリ。ヘタレの綺月には」
「はぁ??」
だんだん、言い合いが
エスカレートしてきたけど……
これって、ケンカじゃないよね?
止めなくて、いいよね?



