ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




「お前らを捨てねぇよ。
 氷牙たちとの転覆人生、
 ゾクゾクさせてもらえそうだし」


 綺月君は氷牙さんに、フッて鼻で笑った。

 つられたように、
 氷牙さんの表情も緩みだす。



「綺月は、千柳に
 船の操縦を任せる気かよ?」

 
「そんな自殺行為、さすがの俺もしねぇよ」


「綺月の暴走も、俺らの地雷だけど」


「氷牙だって、
 爆弾抱えて走り回ってるじゃん。
 そのうち、落として自滅すんじゃね?」

 
「その時は、おまえら道連れだからな」


「千柳は残して、
 俺だけ、ヒョイッと逃げるし」


「ムリムリ。ヘタレの綺月には」

「はぁ??」



 だんだん、言い合いが
 エスカレートしてきたけど……

 これって、ケンカじゃないよね?
 止めなくて、いいよね?