ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




「天音……くん……」


「誰が……
 こんなこと……書いたの?」


 
 青ざめたまま立ち尽くす天音君に

「心美ちゃんでしょ?」

 誰かの声が、届いた。



 違うよ。
 私じゃないよ。


 天音君の秘密は、
 この学校では、私しか知らないはず。

 でも本当に、私じゃないから!!



 それだけはわかって欲しくて。

 思いっき首を振った私。



「わかってるよ。
 心美ちゃんが、そんなことしないって」


 優しさの塊のような天音君の手が、
 私の頭を撫でてくれて。

 ほっとして。安心したのに。

 

 私に微笑む天音くんを、
 見れば見るほど。

 押しつぶされたような、
 心の痛みに襲われる。




 天音君は、いつもそう。


 自分がいくら傷ついていても、
 私の傷を癒そうとする。


 僕は大丈夫って、
 顏に笑顔を貼り付ける。




 でも、苦しんでいるのは、
 いつも天音君なんだよ。


 そんな姿……

 見ているの……しんどいよ……