「大丈夫です……」
大丈夫だから……
早く私の前から消えてください。
「心美ちゃん、これで拭いて」
「ありがとう……」
え?
「沙穂、それ、雑巾じゃん!!」
「だってタオルだと、
汚れちゃうでしょ!!」
「アハハ~ ウケる~~」
「私のタオル使ってよ。
ね、心美ちゃん」
無理やり私の手に押し付けられた、
ピンクのハートだらけのタオル。
「やめなよ明日華。
タオルに菌がつくよ」
「いいの、いいの。タオルぐらい」
「神対応すぎ」
「心美ちゃん。
使ったら、そのタオル捨ててね。
病気とかうつされても、困るから」
「明日華、何の病気だよ?」
「男あさり病」



