「これでやっと、俺も明日華に告れるし」
……
……
え??
私、綺月君の
恋の邪魔をしていたの……??
お母さんの恋の邪魔をしたのも、私。
天音君が、
子供の頃からずっと苦しんでいるのも。
お父さんが亡くなっちゃったのも。
みんなみんな、私のせいだ。
「私……本物の……
疫病神だったんだね……」
私の存在が、
大事な人を不幸にしているんだ。
涙……止まんない……
苦しくて。苦しくて。
もう……耐えられない……
「綺月君のこと……
傷つけちゃって……ごめんね……」
涙で震えた声。
なんとか、喉から絞り出し。
私は綺月君の前からも、
学校からも逃げ出した。



