マジで苦しい。
心がジリジリ焼かれているみたい。
この痛みに耐えきれない。
どうしたらいいわけ?
どうしたら、
この痛みから逃れられるわけ?
心に手を当て。
考えて。
必死に考えて。
やっと、正解がわかった。
――心美のこと、
大嫌いになればいい。
心美の笑顔なんて、
思い出したくもないほど。
憎しみの塊で包めばいい。
それと。
俺が心美に、嫌われればいい。
心美が俺に、二度と微笑まないように。
甘い声を、俺の耳に届けないように。
心美のことを、これでもかって程傷つけて。
ボロボロに、嫌われればいいんだよな?
そうだよな?
熱しすぎた初恋を、
捨てる覚悟ができた俺。
教卓の下で逃げられない心美の唇に。
無理やり、自分の唇を押し当てた。
「や……やめて」
両手で突き飛ばされたけれど。
今度は心美の後頭部に手を置き、
引き寄せるようにキス。
明らかに嫌がっている心美。
そう。
もっと、嫌がれよ。
目を吊り上げて、俺を睨めよ。
オマエが俺を完全に憎むまで。
キス、やめてやらないから。



