ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




「これも……曲作りのため……?」


 心の声が、口から漏れ。

 目の前の綺月君の肩が、ビクン。
 わかりやすく飛び跳ねた。


 耳まで真っ赤で。
 恥ずかしそうに、
 私から視線を外している。


 綺月君、どうしちゃったんだろう?



「綺月君も……飲みたいの?」


「へ?」


「だから、イチゴミルク……」


 綺月君は、真顔で目をパシパシ。

 体中固まったまま。
 目だけ開けたり閉じたり。



「俺が欲しいって言ったら、くれるの?」


「あ、うん。
 綺月君が、買ってくれたものだし……」


「間接キスでも?」


 間接キスかぁ。


 綺月君とは、仮のカップルだし。

 キスされたことも……ある……し……


 ??


 ひゃぁぁぁぁぁぁ!!!!

 間接……キス……???



 意識したら、
 急に恥ずかしくなってきちゃった!!



 ダメだよ、ダメ。

 間接キスでも、キスはキスだもん。


 綺月の唇が触れたストローで、
 私もイチゴミルクを飲むなんて……

 恥ずかしくてできないよぉ……