ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目



 地味でボッチ=私。

 その現実に、フッと心が蔭った時。


「心美に似合いそうじゃん、そのドレス」


 目の前から飛んできた声に、
 慌てて顔を上げた。




 ひゃっ!!!


 私のドレスデザイン。
 見……見……見……見ないでよぉ。

 恥ずかしいんだから……



「私には……似合わないよ……」

 こんな、大人っぽいドレスなんて。


 というか。

 ダサくて陰キャな私に似合うドレスなんて、
 この世に存在しないよ!!




 勢いよくノートを閉じ。
 胸元に隠したのに。


「見せて」

 
 綺月君の笑顔が、目の前にあって。

 陽だまりみたいに、温かい笑顔で。

 心が、揺らぐ。




 でもダメ。


 恥ずかしいもん。
 きっと、幻滅されちゃうもん。


 ドレスなんて似合わない私が、
 こんな妄想してるんだって
 笑われちゃうもん。