ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




 何……今の……

 俺と手を繋いでほしかったって、本心?



 顔真っ赤にして。

 テレたようにモジモジして。

 すっげー……
 かわいすぎ……!!!!!




 っつうか。

 高まった俺の心臓を無視して、
 空中ブランコを楽しむなんて。

 マジでムリ。



 ブランコに座る心美の腕を掴み、
 俺は、思いっきり引っ張った。


「ひゃっ!! 綺月君、どうしたの?」


「空中ブランコ、パスだわ」


「え?」


「心美、ごめん。ついて来て」



 頬を赤らめていた熱が、
 脳にまで回ってきて。

 冷静になんてなれない、俺。

 

「すいません。空中ブランコやめます」


 おじいちゃんスタッフに謝り。

 狂った判断力のまま、階段を下りた。