ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目



 俺の隣というか、
 斜め一歩後ろに立つ心美を
 ちらっと、確認。


 ぼわっ///


 勝手に、俺の頬が燃え。

 恥ずかしくなって、
 心美から視線を逸らした。



 っつうか。
 今日の心美、可愛すぎじゃね?



 まつ毛がくるん。

 肩までの髪の毛がふわり。

 ワンピースは、紅色で、丸襟が黒。


 俺との遊園地デートのために、
 めいっぱい背伸びしてくれた感じ。


 かわいすぎて……
 
 今すぐ抱きしめたい願望に、
 襲われているんだけど。




「綺月君……」


 きゅ……急に
 俺の名前なんか呼ぶなよ。


 オマエの甘い声に
 俺の脈が、過剰反応するんだから。




「何?」


 焦った俺から出た声は、
 嫌われそうなほど、不愛想。


「あ……ううん。
 なんでもない……」


 言えよ。
 心美が思ったこと。

 片っ端から吐けよ。


 知りたいから……
 オマエのこと。丸ごと全部。



 って。
 こんな俺じゃ、ダメだよな?


 恥ずかしさを隠すために、不愛想な態度って。

 心美が笑ってくれるはず、ないよな?