ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目



「『卵焼きおいしすぎ』って、
 僕が言ってきてあげる?」


 ふぇ?


「今から綺月君の耳元で、囁いてあげるよ」


 本気なの? 天音君。


「ちょっと待って……そんなこと……」


「心美ちゃんが誰かを好きになったのなんて。
 初恋以来でしょ?」



 ……
 ……


 かぁぁぁ////////////



 天音君の言葉に、
 茹でられたみたいに顔が火照りだす。



「天音君。
 変な事、言わないで!!」


「僕、そういう勘は鋭いんだよね~」


「勘違いだから!!」



 ムーっと口を尖らせて。

 プイッ。
 天音君から視線を逸らしたのに。


 ふくれっ面なまま、
 離れた席にいる綺月君と、
 目が合ってしまった私。


 恥ずかしくなって。

 今度は綺月君から、
 顔を逸らしてしまった。