東京ヴァルハラ異聞録

「脆いなら、遠距離武器が出るまでガチャを引けばいいだろ!レベル1でもダメージは与えられる!」


三原がPBTを取り出し、武器を引き始める。


これだけ大きく、そして脆い怪物なら、その方法でも十分に戦えるかもしれない。


「悪くない方法だよな!よーし、星4レア引くぜ!!」


こんな時でも拓真は良い物を引こうとしている。


だけど、忘れてはいけないのは、こいつの動きと攻撃力自体はとてつもなく高いであろうという事。


「ふぅっ……これは最後まで取っておくつもりだったんだがな。この状況では仕方がない」


そう言って恵梨香さんが取り出したのは……拳銃!?


遠距離武器を持ってるじゃないか!


それをビショップゾンビに向けて、引き金を引いた。


パァン!!


という音が塔の内部に響き、腕に直撃したのだ。


拓真の腕に。


「いっっっっってぇぇぇぇぇっ!!おい!なんの恨みがあって俺を撃ったんだよ!返答次第じゃぶっ殺すぞコラァァァッ!!」


慌てて瞬間回復をして、傷を治したが、どうして恵梨香さんは拓真を狙ったんだ?


「ん?いや……やはり私はこういう武器は苦手だな。こいつの身体を狙ったんだが……」


……もしかして、真面目にやって狙いを外したのか?


恵梨香さんにこれ以上撃たせては、こちらに被害が出てしまうぞ。