~バベルの塔・内部~
「はぁ……はぁ……いや、この階段どこまで続いてんだよ。さすがに長すぎるだろ」
「どうした三原。まだほんの3kmほどだぞ?富士山の山頂にも届いていない」
恵梨香さんは当然のように言ってみせるけど、それを聞くと俺もげんなりする。
まだ3km……というか、本当にこの塔はどれだけあるんだよ。
「このまま宇宙にでも行きそうだよね。その割に空気は薄く感じないけど」
壁に手を付いて、川本が溜め息混じりにそう言った。
「それは当然ね。ここは魂の世界だから。呼吸が苦しいと思うのは、空気がないからと思い込んでいるだけだと思うわ。もっとも、酸素ではない何かを取り込んでいるかもしらないけど」
……じゃああれか?
呼吸が荒くなるのは、俺達の思い込みから来てるってわけか?
つまり、その思い込みをとっ払えば、呼吸を乱す事なく戦える……という理屈になるな。
狩野の説明が正しいのか間違っているのかはわからないけど。
それにしても、ずっと同じ景色のせいか、こんなどうでもいい事まで真面目に考えてしまうな。
後ろをチラリと振り返って見ると、月影が頭を押さえて震えているし。
やっぱり酸素が薄いんじゃないのか?
「はぁ……はぁ……いや、この階段どこまで続いてんだよ。さすがに長すぎるだろ」
「どうした三原。まだほんの3kmほどだぞ?富士山の山頂にも届いていない」
恵梨香さんは当然のように言ってみせるけど、それを聞くと俺もげんなりする。
まだ3km……というか、本当にこの塔はどれだけあるんだよ。
「このまま宇宙にでも行きそうだよね。その割に空気は薄く感じないけど」
壁に手を付いて、川本が溜め息混じりにそう言った。
「それは当然ね。ここは魂の世界だから。呼吸が苦しいと思うのは、空気がないからと思い込んでいるだけだと思うわ。もっとも、酸素ではない何かを取り込んでいるかもしらないけど」
……じゃああれか?
呼吸が荒くなるのは、俺達の思い込みから来てるってわけか?
つまり、その思い込みをとっ払えば、呼吸を乱す事なく戦える……という理屈になるな。
狩野の説明が正しいのか間違っているのかはわからないけど。
それにしても、ずっと同じ景色のせいか、こんなどうでもいい事まで真面目に考えてしまうな。
後ろをチラリと振り返って見ると、月影が頭を押さえて震えているし。
やっぱり酸素が薄いんじゃないのか?



