東京ヴァルハラ異聞録

「はっ!とんでもねぇ数を出すじゃねぇかよ!だが、そんな子供騙しが俺に通じると思ってんのか!?」


よく言うよ、俺にもこの技を使ったのにさ!


本当に子供騙しかどうか、確かめてみろ!!


分身を作り移動、さらに分身を作り移動。


これを繰り返すうちに、分身は20を超えようとしていた。


まだまだ速度を上げられる!


こんなもんじゃないぞと、さらに力強く地面を蹴ったその時だった。


ガンッ!と、横に払われたランスが俺の顔面を直撃し、その場に倒されてしまったのだ。


「ぐはっ!!」


「通用しねぇって言っただろうが!!」


強引に倒され、素早く立ち上がったが、黒井の追撃が俺に襲い掛かる。


高速の突きの連撃。


その一つ一つを日本刀で防ぐが、どんどん後退させられる。


「いい気分だ!!懐かしいよなぁ!!俺は、お前に勝つ為だけに強くなった!!今度こそ俺はお前に勝つ!」


「くっ!そんな事は高山真治に言えよ!!いつまでも俺に重ねてるんじゃないっ!!」


突き付けられたランス。


それを柄尻で下方に弾いて。


ランスを踏み付け、俺は日本刀を頭上に掲げて飛び上がった。